劇場公開日 2010年4月10日

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「エイリアンと現代社会の対比と融合」第9地区 Pegasusさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5エイリアンと現代社会の対比と融合

2020年7月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

興奮

エイリアンというB級要素と自己の探究心や評判の為に、自分勝手行動する人間という社会派要素が見事なまでに融合し、B級ではなく一級品の社会派ドラマという一風変わった設定。
しかもドキュメンタリー調に展開していき、世界観を100%観客に伝わるようになっている。
ドキュメンタリー調だと登場人物に感情移入出来なかったり、単調な作風になるなど、ドラマチックさが欠けるという短所があるが、さすがピーター・ジャクソン。後半からは、主人公の視点で通常の映画のように展開していき、主人公に感情移入させられるだけで無く、エイリアンにも感情移入してしまう。
アクションシーンはやはりB級映画っぽさがでてしまうものの、ラストは少し感動してしまう。

エイリアンという「非現実」と人間という「現実」をWETAデジタルの映像美と捻りの効いた手法で見事なる起承転結をする傑作!

Pegasus