劇場公開日 2008年8月30日

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「コニチワ!え、日本人じゃない?じゃ、カンコック?」ハンコック kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コニチワ!え、日本人じゃない?じゃ、カンコック?

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

 アスとかアスホールという単語を連発する映画。途中まで数えていたけど諦めてしまいました。そもそも日本語には相手を見下す侮蔑語(汚い言葉)があまり使われない言語であり、強烈すぎる言葉に対しては嫌悪感が先にきてしまいます。そうした日米の言語感覚の相違から翻訳するのも大変かと思いますが、戸田奈津子さんは一貫して“クズ”と訳しておりました。もう一度言わせるところなんて『BTTF』の“チキン”を思い出してしまいますね。

 主人公は“やり過ぎヒーロー”のハンコック(ウィル・スミス)。悪人を捕まえたり人を救助するためには公共物を破壊したりすることもおかまいなし。その迷惑度はゴジラ級です。その上、昼間から酒を飲んで活躍するため市民からは嫌われまくり。列車事故から救われた広告マンのレイ(ジェイソン・ベイトマン)は、ハンコックのヒーローとしてのイメージアップを図るため、罪を認めさせて刑務所に入ることを勧めるのだ。

 一本筋が通ってないようなストーリーでしたけど、従来のヒーローものと比較してみると随分大胆な展開。勧善懲悪じゃないし、強敵なるものもいない。自分の正体すら理解していないヒーローも珍しいし、中盤に意外な展開をもってくる。爽快な部分は銀行強盗をやっつけちゃうところだけなんて、製作者はよほどウザヒーロー像が気に入ったのか・・・シャーリーズ・セロンを使ったストーリー展開はハンソックだ。

 結局は笑うためのヒーロー映画。だけど、観客までもが「あーあ、やっちゃったよ」みたいにハンコックを見下してしまうと、笑うに笑えない。

kossy