劇場公開日 2005年5月21日

「ロバート・パトリック」炎のメモリアル kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ロバート・パトリック

2018年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 邦題:炎のメモリアル、原題はLADDER49だ。日本では車のナンバーでも欠番になるくらいの数字なので(42とともに下二桁が欠番)、さすがにそのままのタイトルにしなかったのかもしれない。49という数字で最初に思い出すのが、読売ジャイアンツの助っ人だったクロマティ。映画が始まったときから彼の勇姿を思い出していると、ドン・ミラー(ケヴィン・ダニエルズ)がクロマティに見えてしまい、最後までクロマティじゃないかと疑ってしまいました。

 ストーリーは、火災現場にて生存者を救出した主人公ジャック・モリソンが現場に閉じ込められ消防士生活を回想するという内容だ。英語圏に「走馬灯のように」という言葉があるかどうかは知らないけれど、楽しかったこと辛かったこと、ボルティモア消防隊に入り、人命救助に人生をかけるまでの様々なエピソードが繰り広げられます。ストレートで全くのひねりもなく、男の生き様を教えてくれるので、『バックドラフト』や『タワーリング・インフェルノ』のような映画とは全く違ったジャンルと言えるかもしれません。この映画を観て、仕事に信念を貫き通す人生を感じ取り、自分の職業に対する意識を見つめ直すことができれば満足できるでしょう。

 署長のマイク・ケネディを演ずるジョン・トラボルタ。最近の出演作では股座を掻く演技が印象的でしたが、今回も下半身ネタでは負けていません。何かやってくれるのではないかという期待に応えてくれました。妻役のジャシンダ・バレットも良かったです。「家の前に赤い車が止まって・・・」という台詞と見事にからむ演技が最高です。個人的には、レニー(ロバート・パトリック)が炎の中から不死鳥のように甦る姿や、開かなくなったエレベーターを金属の道具でこじ開けるようなシーンを期待してたのですが・・・ありえません。歳とってました。

 ちなみにUSJへ行く際には、数あるアトラクションの中でも「バックドラフト」は欠かせない。特に寒い時期に行くならば、冷えた身体を温めてくれるのでいいですよね。

kossy