劇場公開日 2005年2月11日

「韓国現代史を描く傑作」大統領の理髪師 ごいんきょさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0韓国現代史を描く傑作

2023年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

知的

朴正煕の時代を中心に李承晩から朴正煕を経て全斗煥に至る韓国現代史を庶民の視点から描いた大傑作だ。
冒頭に「これはフィクションです」と断りを入れることによって、より事実の部分が強調される。
コメディの形を借り、フィクションの形を借り、娯楽映画に仕上げながら、韓国の民主化以前の時代を描いている。
アメリカの現代史を走り抜けた「フォレスト・ガンプ」に並ぶべき傑作だ。
歩けなくなった息子が象徴しているものは韓国庶民の自由と民主主義かもしれない。

ごいんきょ