黒水仙(2001)

劇場公開日:

解説

朝鮮戦争を背景に、歴史に翻弄された一組の男女の運命をミステリアスかつダイナミックに描いたサスペンス・ラブ・ストーリー。監督は、「鯨とり・コレサニヤン」のペ・チャンホ。アン・ソンギをはじめ、韓国映画界を代表するスターたちが集結した。

2001年製作/103分/韓国
原題:The Last Witness
配給:ギャガ・アジアグループ
劇場公開日:2003年5月31日

ストーリー

ソウルで起きた殺人事件。被害者は、朝鮮戦争中に脱走捕虜を捕らえる任務に就いていた男。捜査を担当するオ刑事は、かつて捕虜収容所が置かれていた巨済島を訪れ、ソン・ジヘという女性が綴った古い日記帳を手に入れる。朝鮮戦争のさなか、共産主義捕虜の脱走を手助けしていたジヘ。彼女は、使用人の息子ファン・ソクと愛し合うが、残酷な運命がふたりを引き裂いた。五十年ものあいだ、独房に収監されていたソクが釈放されたのは、殺人が起こる直前のこと。そして、第二の事件が起きる……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.050年間独房生活

2020年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 麻薬組織を調査する前に、臓器密売組織を洗う。水死体には腎臓が片方しかなかったのだ。また、インターネットでチャットをやっていたというアリバイなど、現代らしさを表現する一方で、朝鮮戦争当時の重苦しい銃撃戦が描かれる。

 反体制という嫌疑をかけられて捕虜収容所に入れられた若者たち。南にいながらにして戦争の犠牲となり家族離散や銃殺などの悲劇に見舞われた。朝鮮戦争の悲劇はなにも南北の戦いだけではなく、疑心暗鬼にかられたことによる国内の悲劇も忘れてはならない。収容所からの脱走を手助けするジヘと反体制のリーダーソク。愛は永遠と思われたのに・・・

 いい背景設定、いいストーリーであるのに感動できない。なぜだろう。日本の宮崎の描写やドンジュの不自然な自殺。それとも50年の歳月が感じられない演出もあるのだろうか?小説でも読めばまた違った感動があるに違いない。

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kossy
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