草ぶきの学校

劇場公開日:

解説

中国の農村に住むひとりの少年の目を通して、美しい田園風景の中で繰り広げられる子どもたちの日常を描いた感動ドラマ。原作は、中国の人気作家ツァオ・ウェンシュアンのベストセラー小説『草房子』。

2000年製作/107分/中国
原題:草房子 Caofangzi
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2002年12月21日

ストーリー

文化大革命前の中国。サンサンは、草ぶき屋根の小学校に通う男の子。お父さんは校長先生で、そのためちょっぴり窮屈な思いをすることも…。ある日、隣村からジーユエという女の子が転校してきた。ジーユエが遠い道のりを通ってくるのには、訳があった。サンサンと同じクラスには、ハゲ頭を気にしているルー・ホーや、優等生のお金持ち、トゥ・シャオカンがいる。担任のジャン先生は、村一番の美人、パイチュエに恋している。サンサンは、草ぶきの学校でのびのびと過ごしていく。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
ツァオ・ウェンシュアン
原作
ツァオ・ウェンシュアン
プロデューサー
曹霖
撮影
リゥ・リーホァ
音楽
鄒野
全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.01962年、中国の農村

2020年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ツルツル頭のサン。目立つことが大好きなサンサン。こどもなのに個性が出ている。校長の息子だから特殊ではあるが性格は面白い。自叙伝的映画なのだろうか、サンサン中心に友情や男らしさとは何なのかを訴えるようでもあり、単に少年時代の思い出をノスタルジックに語っているだけのような気もする。ジーユエという可愛い女の子の生い立ちや金がないために学校をやめるといった貧困な背景が心の美しさを引き立ててくれます。父親におぶられて、「ずっと病気のままでいたかった」という台詞はいいなぁ・・・

 劇は先生の自作脚本のものだったが、反日思想が深く根付いているようでした。だけど、あっさり描いているから日本人でも問題ないです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy