エイゼンシュテイン

解説

伝説の映画監督、セルゲイ・エイゼンシュタインの紆余曲折に満ちた半生を映像化した話題作。革命し、恋愛し、絶望し、死の直前まで疾走し続けた天才の生きざまを鮮烈に描く。監督はこれが長編デビューとなるレニー・バートレット。

2000年製作／100分／ドイツ・カナダ合作
原題：Eisenstein
配給：ツイン＝スローラーナー
劇場公開日：2002年8月3日

ストーリー

モスクワ1921年。若きセルゲイは演劇界の革命的巨匠メイエルホリドに強い影響を受け、彼自身の映画的才能を開花させる。27歳で「戦艦ポチョムキン」を撮り上げたセルゲイは、世界で最も偉大な映画作家として熱狂的に賞賛され、一夜にして英雄に。セルゲイの才能に目をつけたのが、時の権力者スターリン。自らを歴史の指導者として演出するためにセルゲイのパトロンとなるスターリンだが、セルゲイの才能と破壊的なまでの機知はとうてい支配し難いものだった。