劇場公開日 2002年2月2日

「犬が交わるetc...」アモーレス・ペロス 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5犬が交わるetc...

2023年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

当時、TSUTAYAでレンタルの棚を物色しながら本作の裏ジャケを見て面白そうと借りてみた結果、この作品一発でイニャリトゥの虜になってしまった、特にガエル・ガルシア・ベルナルの存在感は『トレインスポッティング』でのユアン・マクレガー並みの衝撃を、まぁ今や二人とも差し障りの無い感じかと、イニャリトゥの次作がショーン・ペンで撮ると情報が入った時には鳥肌が立ってしまった!?

この頃は94年の『パルプフィクション』と98年の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』でタランティーノとガイ・リッチーに飽きる事なくどハマり中、2000年代に入りイニャリトゥが投下された感覚を、入り乱れる登場人物と時間軸の中心にある犯罪モノが大好きで、これ以降に出て来た連中が所謂、タランティーノフォロワーと云うべきか??

テンポ良く進む"オクタビオとスサナ"の物語から展開が徐々にトーンダウンする雰囲気の中、妻子を捨てた男には共感や同情する部分があったり、気になるオクタビオのその後も断片的に、興味の持続力は最後まで保たれて、殺し屋の爺さんは過去を含めて身勝手過ぎるが一人勝ち、いや、本作に勝者がいるのならそれは闘犬と化したオクタビオの愛犬コフィが相応しい。

万年 東一