「【”我、革命に死すも革命の火は生きる・・。”ダッチロール状態になっていた清朝末期の国粋主義白蓮教と、新たなる中国の道を辿る人々の姿を描く。】」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”我、革命に死すも革命の火は生きる・・。”ダッチロール状態になっていた清朝末期の国粋主義白蓮教と、新たなる中国の道を辿る人々の姿を描く。】

2022年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■清朝末期、外国排斥をうたう白蓮教が広州で猛威を振るっていた。
 西洋医学の学会に招かれて広州へとやって来た漢方師で高名な武道家・黄飛鴻(ジェット・リー)は、教団の横暴さを看過できず撃退する。
 翌日、教団はキリスト教小学校を襲い、飛鴻たちが駆け付けるのだが…。

◆感想

・中国の辛亥革命を起こした孫文も登場し、列強に激しく抵抗する狂信的集団、白蓮教と、西洋の知識が必要であるとする、黄飛鴻の美しき伯母イー(ロザムンド・クワン)を助ける黄飛鴻の姿。

■今作の見所は、小林棒術を高速で使う、ジェット・リーと白蓮教の使い手(ドニー・イェン)の一騎打ちのシーンである。
 このシーンを見るだけで今作の神髄を感じさせるほどの凄さである。

<当時の清朝の時代背景も、キチンと描かれている所も貴重な作品であると思う。>

NOBU