劇場公開日 1962年10月12日

「ヒッチコックの代表的な傑作」ロープ KIDO LOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ヒッチコックの代表的な傑作

2020年6月21日
PCから投稿

これは有名なワンシーンワンショットという手法で取られておってそれが映画の歴史の中で最も成功している作品だと思った.反面ワンシーンワンショットは映画にスケール感とかゴージャス感が出ないので最初からそのつもりで見る必要があるなとも思う.映画の中がすべて一つの大きな部屋の中で展開していく.そこには当然カメラワークの工夫というものが必要であり人間をどう動かしてカメラがどうフォローするとかそういうことが見事にできている.そしてそういったカメラワークの面白さがヒッチの真骨頂である.そういった意味でこれは本当にヒッチコックの真髄に触れる傑作だと思う.

タンバラライ