老人と海(1958)のレビュー・感想・評価

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4.0渋い

Mさん
2022年10月10日
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ヘミングウェイの原作も渋かったが、映画も渋かった。

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M

3.0文豪ヘミングウェイ原作。若き時読んだ…はず。その時も正直あまり面白...

2022年7月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

文豪ヘミングウェイ原作。若き時読んだ…はず。その時も正直あまり面白いとは思えなかった。
本作もまたあまり面白いとは思えなかった。それだけ原作に忠実なのだろう。
不漁続きの老漁師が超巨大カジキを苦労の末仕留めるが、サメに持ってかれる話。何が面白いんだ(笑)少年の存在?芸術センスのかけらもない私にはさっぱり分かりません。お手上げです(笑笑)

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はむひろみ

原作からしてそうだが、漁師の話では無い。『キリマンジャロの雪』もそ...

2022年5月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作からしてそうだが、漁師の話では無い。『キリマンジャロの雪』もそうだが、ハンターの話。つまり、裕福な中産階級がスポーツとして興じる釣を描いた話。釣りバカ日誌と同程度の話。何故、この話がノーベル賞を取ったのか分からない。場所がキーウェストだけに、鮫をキューバに見立てて、コミュニストに果敢に戦いを挑む老兵って事か?いずれにしろ、本当に知恵のある漁師なら、カジキマグロなんて釣らない。『釣ってお金にしたい』と言った願望があるのだ。生活のために釣りをするなら、カツオもシイラも取れる。
さて、カジキマグロは糸をたらしただけで釣れるのか?トローリングや突きん棒で釣ると記憶する。
ヘミングウェイは釣りをしたことあるのかなぁ?と思った。彼はハンターでも漁師でもなく、小説家だからね。仕方ないが、ノーベル賞を取る様な作品なのだから、やはり、取材をすべきだったのではないかと思う。
映画は駄作そのもの。CGではないが、クロマキー合成丸出し。最後はオブジェまで登場。スペンサートレーシーもやる気の無い演技丸出し。

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マサシ

3.0原作本の読書で浸るべき世界だったのかな…

2022年4月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

何十年ぶりかで、NHK「100分で名著」の
ヘミングウェイスペシャルを
視聴した関係で原作を読み再鑑賞した。

ジョン・スタージェス監督には
「荒野の七人」や「大脱走」等、
西部劇を中心にたくさんのアクション映画を
堪能させて頂いた。
だからこの映画が彼の監督作品とは
意外な感じを受ける。

映像美と名優スペンサー・トレーシーの演技
に支えられ、キネマ旬報では洋画第3位の
高評価を受けた作品だが、
私にはなかなか没入しきれなかった作品だ。

映像的には、
当時の最先端の合成技術で
ロケとスタジオ撮影分を上手く融合させて
いるのだと思う。
しかし、現代のCGの時代を上廻って
この作品の映像価値があるとしたら、
なんとか頑張って全ての海上シーンを
ロケ撮影すべきところだったのだろうが、
そうは出来なかった結果、残念ながら
現代のCG作品に負けてしまうのは必然だ。

また、基本的にほぼ一人しか登場しない物語
の映像化は難しかったのだろうと感じる。
原作をなぞるようなナレーションの多用は
原作そのものを上廻れないことを示している
ようで映画への没入感の阻害になるし、
一人主人公の独り言は小説では
違和感はないが映像の中では
リアリティを奪ってしまう。

映像芸術として、例えば、
主人公とカジキの心の交流については、
折角の名優のキャスティングなのだから、
言葉ではなくサメに食われていくカジキに
主人公の表情で寄り添う等の演出を
期待したかったのだが、
私には、どうしても原作を上廻ることの
出来ない映画化であることを
証明しているようにも感じられた。

この物語は総じて、
それほど長くもないので、
原作本の読書で浸るべき世界だったのかな
と思った。

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KENZO一級建築士事務所

3.0原作に忠実だが、映像と演出は古い

2021年12月24日
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総合:60点 ( ストーリー:80点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )

 作品は物語を語る語り手がいて、まるで原作の上に映像を乗っけた紙芝居のよう。原作はだいぶん昔に読んだだけだが、内容も原作に忠実。「ヘミングウェイも作品に助言を与えた」とこのウエブに書いてあり、そういえば本人がまだこの作品撮影中当時は生きていたのだ。
 主人公はサンチャゴという名前だから勝手に混血か何かだとこの作品を観るまで思っていたが、白人のスペンサー・トレイシーが演じていてどうやら白人の設定だったようだ。個人的にはキーウエスト島にあるヘミングウェイがかつて住んでカジキ釣りに興じていて今は記念館となった家を訪問したことがあり、思い入れのある作品である。

 映画のほうだが、古い作品でも天然色であるのは頑張っているが、古さ故に残念ながら映像は何かと迫力に欠ける。演出も魚たちとの格闘と老人の疲労を描き切れているとは言えない。映画というよりも、映像付き原作という程度の水準に止まっている。

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Cape God

3.0人生のむなしさを感じる

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ゆっくりランナー1号(名前を11/28変更しました)

3.0ライオンの夢を見ながら眠りにつく老人。こういう老後もいいかもしれない

2021年8月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 84日間全く釣れなかった老人。「85はラッキーナンバーなんだ」と少年に言う台詞が素敵。せっかく捕れたカジキマグロもサメの大群に食いちぎられて・・・迫力ある格闘シーンだけど、二重撮影がはっきりとわかる。それよりも老人の静かな台詞が渋い。

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kossy

4.0原作読了前提

2021年8月19日
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坊ちゃんが映画になったとして、原作読まずに映画だけ観て偉そうなこといったって何の説得力もありません。
何かいうなら読んでから言え、ということなので読んでいない私はこの畢生の文豪に敬意を表して4点としました。
特にこの作品はセリフよりも恐らく原文ママのナレーション的独白が殆どのシーンで展開されるので、原作を知っている人が、あああのセリフをこう言う風に映像にするんだな、といって観るべきでしょう。

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越後屋

4.0味わい深い。

2021年6月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

古い映画なので映像技術はやはり現代の映画には劣りますがでもどこか味わい深い。
ストーリーも単純ではあるけれど、なにか人生の縮図を表現しているようでこれまたどこか味わい深い。

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光陽

2.5ヘミングウェイ

2021年5月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヘミングウェイの名著「老人と海」を映画化したもので、老人役はスペンサー・トレイシー。
巨大なカジキマグロとの死闘に勝利するが、サメに襲われてしまう。
人生はかくも虚しいものか。

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いやよセブン

4.0カジキマグロの目玉

2021年5月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作も読んでなかった。古い作品なので、当時の先端技術を使っているのだろうが、やはり切り貼り感が…。あの大きさは一人ではなー。確かに少年にいて欲しかったよね。でも、諦めない気持ちが大事だと教えていただきました。

舟の横にくくりつけたカジキマグロちゃんの目玉が、まん丸でキュートだった。あと、漁師たちが灯りをともして海に漕ぎ出すシーンはきれいだった。

老人がたった一人、海の上で語る、詩情のある映画だった。

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ぷにゃぷにゃ

4.0文芸作品映画化の典型

2020年10月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

少年時代に読んだ印象はもっと老人の心理描写が繊細だったような。ただ、映像になったらいいかなあ、とも思った。
まさにその通り。物足りないが、表面的な美しさは伝わる。港町の光景、マグロとの決死の戦い、カリブの夜明けの美しさ、サメとの格闘、原作のイメージがビジュアルに伝わる。それ以上を文芸作品に求めるのは酷。

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Bluetom2020

4.0老人と少年とライオンと

2020年6月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

老人は魚に話しかけ歳を聴く
老人は小鳥に話しかけ歳を聴く

少年に話しかけ毎日の芝居をする
そしてライオンの夢を見る

老人は負けてはいない
がしかし勝ってもいないのだ

海辺の優しい毎日と生きるための厳しい毎日が
同居してそこにある
孤独が平気だったはずなのに
一人で何でも出来てたはずなのに
もう頑固は捨てて素直になろう
差し出された手を握ってもいい頃だ
ライオンも歳を重ねる
道を譲っても悪くはない
とてもいい闘いだった
好敵手とは奴の事だ
また眠くなってきた
あの夢をまた見よう
あの穏やかな夢を。

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カルヴェロ

5.0人生観の種になった映画

2019年5月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

小説の映画化は難しい。読者の感性は様々だから具体的な映像、人物を見せられると好き嫌いが出てしまう。そんな思いのなか、初めて映画が原作を越えたと思えた作品である。まるで物語を読むようにナレーションとモノローグで話は進んで行く、老人(スペンサー・トレーシー)も良いがカフェに集う名もない漁師たちの顔々が素晴らしい。海も魚も鳥も・・、全てがあるがままに映される。
若かりし頃、印象に残ったのは何も知らない観光客が骨ばかりになった巨大カジキを観ているシーンだった。
「あんなに頑張ったのに、あんなにつらかったのに・・・」先生は努力すれば報われると言っているのに、やっと手に入れたご褒美を無情にもサメに奪われてしまう、そんな物語など世間の人は知る由もない・・・。
精根尽きた老人、それでも優しく励まし寄り添ってくれる少年がいる。「幸せになれますように・・」と祈らずにはいられなかった。
その後の人生観の種をもらえたような作品である。

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odeonza

3.0美しいカリブ海の映像を楽しむしかない

2018年12月11日
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原作の映画化において、映像によって何かの価値が増したかというと疑問符しかない
美しいカリブ海の映像だけが救いではある
燃えるような朝焼けの空は心に残る
反面、脳裏に描いた光景がこうであると枠をはめられるだけのようにも思える

文芸作品の映画化は監督と脚本家の翻案がどこまでできるかが、やはり鍵なのだろう
本作はノーベル文学賞の作家の作品だけに特に難しい
何一つさわれなければ本作のようになってしまうしかない
当初の監督ジンネマン監督が降板してしまった理由はそこなのかも知れない
アクション映画がお得意の畑違いのジョン・スタージェス監督にお鉢がわまってきて、緊急登板で撮らされたのだから、この結果を非難するのは可哀想だろう

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あき240