恋愛季節

劇場公開日:

解説

都市化とともに中国においても増えつつある独身女性の生き様を描く。汪漸成と温小環の小説『春夜凝死的眼青』(春夜に見つめる目)を映画化したもので、監督はウアル・シャナ、脚本は温小環とともに女性の手による。撮影は伊-呼和鳥拉と林間、美術は童永剛と韓晋鋒、音楽は魏家稔が担当。出演は叢珊、戈-巴図青格勒ほか。

1986年製作/中国
原題:恋愛季節 The Season for Love
配給:東光徳間
劇場公開日:1987年11月7日

ストーリー

社会科学院哲学研究室に学ぶ左麗(叢珊)は豊かな知性とキャリアを持つ女性で、30歳を超えている。周囲からいろいろな男性を紹介されるが、本当に好きになれる男性はいなかった。というのも彼女が文革の十年モンゴルの草原に下放していた時、現地のモンゴル族の青年と愛し合ったことがあったからだ。当時の苛酷な社会情勢や自分の優柔不断さから彼との恋を捨て北京に帰った彼女は、文革で失われた時間をとり返そうと努めるが、気がついた時には適齢期はとっくに過ぎてしまった。下放の時に辛苦をともにした友達も結婚に悩み、自分の過去に脅えながらコンピユーター見合いで結婚した梁薇、結婚をあきらめ個人営業の店を始めた劉占英らの姿をみるにつけ左麗は、恋の季節は年令とともに消えてゆくものではないと思った。春節のマラソン大会で彼女は年下の労働者と知り合い、本当の恋の訪れを感じていた。

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