劇場公開日 1980年12月6日

「生まれてはじめて映画館で見た映画」レイズ・ザ・タイタニック 津次郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0生まれてはじめて映画館で見た映画

2020年7月11日
PCから投稿

初めて映画館で観た映画がタイタニックの人は多い、と思う。

タイタニックよりも17年昔、私が生まれて初めて映画館で観た映画はこれだった。
当時、お正月の全国ロードショーで大々的に宣伝されていた。
ポスターが伝えていた見所は、浮上する巨大客船のスペクタクルであり、訳されずカタカナになったタイトルが印象的で、ジェイソンロバーズやアレックギネスも出ていたが、IMDBでは4.8をつけている。
ただもちろん、初めて観た映画ゆえ、その出来が良いのか悪いのか、私には解らなかった。

さいきん見返したが、映画は筋書きが破綻していた。おそらく製作行程でアランスミシーに落ちた映画だと思う。目玉の浮上シーンは思ったより巧く撮っている。模型感はまぬがれないが、円谷プロよりはましだと思う。

しかし、どんなクオリティであれ、幼い私は、初めての映画館で、海底から浮かび上がるタイタニックに心躍らせた。すなわち私の秋山図映画。

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津次郎