リトル・シスター

劇場公開日:

解説

久しぶりに再会した兄と妹の危ない関係を軽快に綴ったドラマ。主人公の視点を通して物語るサブジェクティブカメラという技法を使って、これまで全く無名だったスタッフとキャストが低予算で作り上げた。監督・製作・脚本はロバート・ヤン・ウェストダイク。共同製作はクレア・デ・コーニング。共同脚本はヨス・ドリーセン。撮影はベルト・ポット。録音はマルク・ウェスナー。美術はアヌク・ダムワジー。編集はヘルマン・P・クールツ。出演はキム・ファン・コーテン、マルティン・ザウデヴィント、ヒューゴ・メッツェルス3世(声のみ)、ルーラント・フェルンハウト、ガンナ・フェーンハイゼンほか。第13回トリノ国際映画祭審査員特別賞、観客賞、第36回テサロニキ国際映画祭シルバーアレキサンダー賞、95年ダッチフィルム・フェスティバル最優秀作品賞など9つの賞を受賞。

1995年製作/91分/オランダ
原題:Zusje
配給:パルコ=ビターズ・エンド
劇場公開日:1997年3月15日

ストーリー

ダンチェ(キム・ファン・コーテン)の元に、何年も会っていなかった兄のマルティン(ヒューゴ・メッツェルス3世)が突然現れ、ダンチェの生活を8ミリビデオに撮り始めた。ダンチェはカメラの前で恋人ラモン(ルーラント・フェルンハウト)とキスしてみせるが、それでもマルティンはカメラを止めない。セックスの様子まで撮ろうとする。彼はアパートから追い出された。しかし数日して、マルティンはラモンの浮気現場が収められたトリック映像をダンチェに見せる。彼女はラモンに激怒。逆に兄妹の仲は親密に。実は二人には、子供時代に裸で抱き合っているのを父親に見つかったという“忘れられた過去”があった。それに罪の意識を持っていたマルティン。が、肉体関係はなかったことを確認すると、ようやく罪の意識は消え、ビデオのスイッチを切るのだった。

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