劇場公開日 1972年12月16日

「それでもアラン・ドロン」リスボン特急 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0それでもアラン・ドロン

2021年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アラン・ドロンが珍しく警察の警部だ。いきなり銃撃戦か?と思ったら射撃訓練場だったりして、かなり私生活の雰囲気も出しています。犯人側の動きでは、一人が肩を撃たれて重傷になるのですが、「どうせ非情な奴らなんだから、殺すんじゃないか」と考えてみたけど、カトリーヌ・ドヌーヴが頑張ってくれました。

 いや、まぁ、ほんと台詞が少ない映画ですわ。ブルーがかった映像で、苦渋の表情や夜の雰囲気がとても良かったのですけど、終盤へと進むにつれ、面白くなくなっていきます。一人の密告者の言葉だけを信用して大掛かりな捕り物を計画するのもおかしいし、簡単に自殺するというのもおかしい。現実には出会ってから撃つまでがこの映画のように短いんだろうけど、葛藤する心理描写がほしいところだ。なんといっても、アラン・ドロンは悪い奴のほうがよく似合う・・・ラストは『サムライ』と逆になってるのが面白いかも。

kossy