劇場公開日 1984年9月8日

「遙かなるアメリカ宇宙開拓史」ライトスタッフ シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0遙かなるアメリカ宇宙開拓史

2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿

3時間超の長尺にもかかわらず、とても見応えのある作品でした。アメリカの宇宙戦略の黎明期をマッハの壁の突破から、有人ロケット発射までを非常に丁寧に描いてあり、これはもはや西部開拓史ならぬ宇宙開拓史で、七人の宇宙飛行士はいわばカウボーイですね。彼らが強い友情と絆で結ばれて命がけのミッションに挑み、狂乱するマスコミやソ連への競争意識を剥き出す政府から、仲間や家族を守る姿には感銘を受けます。また、飛行士には選ばれなかった史上初の音速パイロットの飛行士としての矜持もカッコいいです。役者では、若い時からいぶし銀の魅力のサム・シェパード、スコット・グレン、エド・ハリスが素晴らしいです。セリフは少ないけど、エイリアンシリーズのランス・ヘンリクセン、ザ ・フライのジェフ・ゴールドブラムも参加していました。

シネマディクト