夜の沈黙

劇場公開日:

解説

クリスマス前後の数日間、連続殺人で恐怖におののく町を舞台に犯人と刑事、そして刑事とその息子のかけひきを描く。製作はタデウシュ・ウルバノヴィチ、監督・脚本はタデウシュ・フミェレフスキ、原作はラディスラフ・フクス、撮影はイェジー・スタヴィッキ、音楽はイェジー・マトゥシュキヴィチが各々担当。出演はトマシュ・ザリフスキ、ピョートル・ウィサク、アントニナ・バルチェフスキなど。

1979年製作/ポーランド
原題:Wsrod Nocnej Ciszy
劇場公開日:1981年10月30日

ストーリー

クリスマスが近いというのに街は暗く沈んでいる。それというのも最近続けて少年がピストルで殺されるという事件が起きたからだ。これから第3、第4の事件が起こるかもしれない。警察の無能ぶりが非難され、責任者ヘルマン刑事(トマシュ・ザリフスキ)の必死の捜査が進められた。そして遂に犯人をつきとめる。一方、刑事の息子ヴィクトル(ピョートル・ウィサク)は、思春期特有の多感な少年で、さらに幼い頃母と死別してから厳しい父の手一つで育てられたことから、はげしい反発を父親に抱いていた。彼は、その仕返しをこの連続殺人に賭け、捜査に難行する父を混乱させようと遂に殺人事件を犯す。ヘルマンは、自らの手で息子を殺し、その犯行を殺人者によるものと偽装した。そして、いよいよ犯人との対面の時をむかえる。ヘルマンは犯人逮捕に真っ向からいどみ犯人の手によって自殺して果てるのだった。

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