劇場公開日 1967年10月25日

「テーマ付 静的刑事ドラマ」夜の大捜査線 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0テーマ付 静的刑事ドラマ

2023年5月14日
PCから投稿

この頃、ハリー・キャラハンやブリットやポパイ刑事、更にコロンボなど名うての刑事ものが続々発表されましたが、この作品はこの時代のメインテーマである公民権運動を背景にした、アクションよりも警察官の内面を丁寧に描写した秀作です。

とはいえ、スリラーもサスペンスもほどよく盛り込まれ、南部特有のジメジメ感が映像からにじみ出ます。

ポワチエ選手、ちょっとギラギラ一本調子すぎるので、もう少し淡々と演出した方がよい。なので、スタイガー選手のオスカーは十分納得です。

犯人特定に至る過程をはしょってるので「なんで分かったの?」というストレスは残ります。

越後屋