メン

劇場公開日:

解説

一人の女性をめぐる男同志の奇妙な連帯感を描いたコメディ映画。製作はハラルド・クーガー。監督・脚本は女流監督で本作品が日本公開第一作になるドリス・ドリー。撮影はヘルゲ・ヴェインドラー。音楽はクラウス・バンツァーが担当。出演はハイナー・ラウターバッハ、「U・ボート」のウーべ・オクセンクネヒト、ウルリケ・クリーナーほか。

1985年製作/西ドイツ・西ドイツ合作
原題:Men
配給:松竹富士クラシックス
劇場公開日:1988年10月1日

ストーリー

ミュンヘンの広告会社に勤めるユリウス(ハイナー・ラウターバッハ)は結婚十二年目のパーティーの席で妻・パウラ(ウルリケ・クリーナー)の浮気を知る。自分も秘書との情事を楽しんでるくせに、妻の浮気となるとやけに気になる彼は、彼女の愛人シュテファン(ウーベ・オクセンクネヒト)が同居人を求めていることを知るや、早速、自らをダニエルと名乗り、何とか彼との同居を果たすのだった。初めはぎこちなかったこの奇妙な共同生活も、互いの個性を認めるようになってからは落ちつきをみせはじめ、やがてユリウスは、知人の広告会社にシュテファンを秘かに紹介し、就職を約束させるまでになる。しかし、それによってしっかり仕事人間に変貌してしまったシュテファンに愛想をつかしたパウラは、ユリウスの胸に帰ってゆき、二人の共同生活も終りを迎えるのだった。そんなある日、ユリウスは社長からある一人の男性を紹介されるが、その人物こそシュテファンその人であった。再開した二人はこれまでの嘘がすっかりばれてしまった今、改めて仕事仲間として一緒にやってゆくことを確認するのだった。

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