劇場公開日 1988年12月10日

「上質なコメディロードムービー」ミッドナイト・ラン 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5上質なコメディロードムービー

2021年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DVD鑑賞
レンタル屋で目に止まり、久しぶりの鑑賞です。
タイトルは「ちょろい仕事」、もうこの時点で皮肉が効いてますね。
昔から、特にハリウッドはバディ物は多いと思うのですが、その中でも大好きな作品。一時期このコートを探してました。
あと腕時計のクセも少し真似したことがありましたね。
デ・ニーロの相方は、今年5月に残念ながら亡くなってしまったチャールズ・グローディン。日本では「ベートーベン」でも有名ですね。
デ・ニーロは冒頭から生き生きしており、投げられたサングラスをチョイチョイやるのも、その後の警察手帳を持った決めポーズとかも実にアドリブっぽい。こういった所作が実に子気味良いんですね。
アドリブといえば酒場での偽札騒動。これも全部二人の即興らしいですね。これはすごい。
それと何処かブルージーな音楽が大好き。サントラを購入してかなり聞きました。
それと今見ると、プライベートな情報がガバガバなのも面白い。
2010年には続編が報じられたのですが、現在のデ・ニーロの年齢を考えるともう立ち消えになってしまったのでしょう。残念です。
次々と新しい伏線が出てきては絡み合っており、テンポの良い上質なコメディロードムービー。今観てもかなり面白い作品でした。
そして「来世で会おう」、グローディンが亡くなった今となっては何とも深く響く台詞です。

白波