「未知のものへの恐れと好奇心」未知との遭遇 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
未知のものへの恐れと好奇心
マザーシップ他、今となっては他の映画にも転用されていて、SF=アドベンチャーと思っている人には使い古されたネタばかりかもしれない。
けれど、未知のものへの好奇心と恐れを伴いつつも、なんとかコミュニケーションを取ろうとする緊迫感がリアル、圧巻。自分が今ここで未知なるものと遭遇している気になってくる。荘厳で神聖にすら感じる。
日本なら神隠し、でも実は宇宙人に連れ去られたと、今も昔も世界各地にあるエピソード。
そんな雑誌記事やTV番組を、憧れそのままに、本気で映画にした一本。
ちゃんと、”大人”の心=硬い心で未知のものを信じない人々が、水を差す場面もあるのが、ご愛敬。
どこの世界でも、柔軟な子ども・思春期を押さえつけようとする大人はいるものだ。
少年のころに持っていた好奇心がうずきだし、何かを追いかけたくなってくる。
現実にも、未知なるものともコミュニケーションをとれるんじゃないかと夢を見せてくれます。
そんな、冒険心と好奇心をお持ちのあなたにお勧めです。
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