劇場公開日 2015年9月26日

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「「マッドマックス」好きの方は是非」マッドストーン 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「マッドマックス」好きの方は是非

2023年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

オーストラリア発のバイオレンス・バイカームービー。
こういったカルト寄りの作品まで観れるのだから、サブスクも侮れないですよね。
こちらはマッドマックスの原型とも言われていて、バイクやバイオレンス面もですが何と言ってもキャストでしょう。
ヒュー・キースバーン(トーカッター、イモータンジョー)やヴィンセントギル(ナイトライダー)他、全部で5人がこの作品の出演をきっかけに「マッドマックス」に出演しています。
それと時代なのか、翻訳センスがとにかく凄い。
チーム名も「墓掘り軍団」のように、全部「軍団」付き。
名前に至っては葬式屋・死神・ラリ公・禿鷹・69・白イタチ、この辺はまだわかるとして。
丑満(うしみつ)・すかしっ屁・極道・痩せっぽち・スケコマシ・パチンコ・ガマ蛙・ゴミ箱・助平・ヤブ医者、水虫、やらせ、すっ飛び等、片手間な感じの翻訳が目白押しです。
ちなみに「バードマン」が「すっ飛び」ですよ?
そんな感じではあるのですが、汚染された海に囲まれた暮らしや政治テロ、当時のリアルなバイカー達等中々興味深いところもあります。
そんなテロリストと暴走族達との抗争、そしてその争いを納めるべき潜入捜査官との少しの触れ合いを描いた作品。
潜入捜査の時間で彼らの生活を知り、その本質に触れていく。
最後は警察官としての職務を全うしながらも、彼らの心意気も汲み取る。何とも男臭い作品です。
ストーリーライン的には違うのですが、確かに「マッドマックス」に繋がる臭いはあるんですね。
「マッドマックス」好きの方は是非一度観てください。

白波