マイ・ロード

劇場公開日:

解説

2人の日本人青年がアメリカのユタ州の砂漠からネバダ州のリノ、そしてサンフランシスコまで約1500キロをヒッチハイクで旅し、途中知り合ったアメリカ娘らとの触れ合いや大自然の中でそれぞれのアメリカを見い出す姿を描く青春映画。製作はマニー・シェファーと黒井和男、監督はCFディレクター出身のキクオ・カワサキ、脚本はキクオ・カワサキと小林竜雄、撮影はボブ・ダウニー、音楽はリー・オスカーが各各担当。出演は武田鉄矢、名高達郎、レズリー・ウィンストン、ローラ・ファニング、ウェンディ・ホフマン、ドーナ・メイソン、パット・クランショー、レイ・ワイズなど。日本語版監修は岡枝慎二。デラックスカラー、スタンダード。1980年作品。

1980年製作/アメリカ
原題:My Road
配給:東宝東和
劇場公開日:1980年10月4日

ストーリー

限りなく広いアメリカ西部、ユタ州の荒野。ユタからネバダ砂漠を越えて西海岸のサンフランシスコまでヒッチハイクしようと計画した完二(武田鉄矢)は、相棒の博(名高達郎)と喧嘩別れし、1人で車が止まるのを待っていた。やがて1台のトラックが止まり、完二は喜喜として乗るが、運悪くスピード違反でパトカーに追われ、あえなく警察署に連行されるはめになる。偶然にも、そこで有り金をすられた博と出くわし、再び2人の旅がはじまった。英語のできる博と金を持ってる完二でなんとか旅も順調に進んでいったが、途中、ホモのダニー(レイ・ワイズ)に拾われて、マリファナをすすめられたりする。無断で納屋を借りた農家では、しかし、事情を話すと意気投合し、完二の念願だった銃まで射たせてもらう。旅を続ける2人は、カペラに乗ったブロンド娘、タミー(レズリー・ウィンストン)に拾われ、ガンリン代全額と引きかえに、リノまで同乗する承諾を得る。ハイウェイを進みながら、3人の快適な旅は続き、いよいよリノの町に入った。彼女は、そこにいる友達を訪ね、いっしょに働くつもりでいたが、友達の生活は予想とはちがってみじめだった。実はタミーは、彼女を娘というより女として迫ってくる養父に耐えられず家を出て来た、いわば家出娘で、働く先が見つからないと生活に困るのは目に見えていた。いっしょに旅する間に彼女に好意以上のものが生まれていた完二と博は、日本に連れていって、条件のいい仕事を探してあげると約束する。しかし、完二が目的としていたアメリカ女と寝ることを実践に移している間に、タミーを口説いてうまくいかなかった博は、その場に居合わせたドイツ女と一夜を過ごし、まんまと完二からあずかった金を盗まれてしまう。途方にくれる博を、しかし完二は責めはしなかった。お金はどうにかなる、タミーを日本に連れていってあげよう、と完二の心は決まっていた。2人にこれ以上の迷惑はかけられない、と姿を消したタミーを探して、完二は力をこめてタミーの名を呼ぶのだった(東宝配給*1時間51分)

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