「撮影も録音も編集も雑すぎ!」ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ jin-inuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0撮影も録音も編集も雑すぎ!

2024年3月4日
PCから投稿

1979年7月3−7日、ジャマイカのJarrett Park, Montego Bayで開催された第2回Reggae Sunsplashのライブドキュメンタリー。

問題は、肝心のBob Marley & The Wailersの音が悪すぎること。撮影も録音も編集も雑すぎて観るに耐えない。観客の熱狂も画面からは伝わってこない。歌っているボブの顔に何度もフラッシュがたかれ、興をそがれる。ライブ映像にインサートされたボブ・マーリーのインタビューも、なんか覇気がない。豪邸の壁に寄りかかって当たり障りのないことを喋ってるだけ。ずっと表情が硬く、インタビュアーに心を開いているように見えない。4月の来日公演の疲れが抜けきっていなかったのだろうか。演奏も冒頭のサード・ワールドのほうが盛り上がっていたように見えてしまった。

インサート映像の当時のジャマイカの町並みと住民たち、初期のサウンドシステムとDJたちの様子は大変興味深かった。

海辺でボンゴとコンガのみで歌う硬派ラスタマン3人組。「電気を使って音楽をやってる奴らはホントのラスタマンじゃねえ、キーボードなんか使いやがって。」みたいなこと言ってて笑えた。クレジットがないためどこの誰かは分からないが、演奏も歌も迫力満点。丘に住んで自給自足してガンジャを吸って歌を歌う本来のラスタマンの生活を饒舌に語っていた。本作の真の主人公は彼らだと思う。今もまだ丘の上に住んでいるのだろうか。3人で。

jin-inu