ポインツマン

劇場公開日:

解説

鉄道のポイント切り換えの男と、ふとしたことからそこに降り立った女との奇妙な関係を描くブラック・コメディ。製作はスタンリー・ヒルブラント。ジャン・ポール・フランセンの原作をもとに、監督・脚本は「レンブラント」のジョス・ステリング、共同脚本はヘルス・デ・ウルフとゲオルグ・ブルグマン、撮影はフラン・ブロメットとテオ・ファン・デ・サンド、ポール・ファン・デ・ボス、音楽はミシェル・ムルダーが担当。出演はジム・ヴァン・デ・ウーデ、ステファニー・エクスコックィエほか。

1986年製作/オランダ
原題:De Wisselwachter
配給:ベストロン映画
劇場公開日:1989年8月26日

ストーリー

列車の一時停止を、目的地への到着と錯覚し、雪の荒野へ降りたった一人の女(ステファニー・エクスコックィエ)は途方に暮れ、ポイント係(ジム・ヴァン・デ・ウーデ)の住む小屋で一夜を過すことになる。しかし列車は幾日も通らず、互いの言葉を理解できないまま男と女の奇妙な共同生活が始まる。ある日、小屋へ郵便配達人(ヨセ・デ・ポー)がやって来て、女はやっとここから出て行けると安心するが、郵便配達人が彼女の荷物をひっくり返してしまい、また小屋に戻るはめになる。女は空腹と疲れで倒れてしまい、男に看病される。やがて季節は春となり、女も回復した。ある日男が外へ行っている間に、郵便配達人がやって来て、女を犯そうとする。だが、小屋へ戻って来た男は、郵便配達人を撃ち殺してしまう。この時から女は男に脅え始め、男は女を監禁するようになる。やがてこの路線の廃線が決まり、女は出発を決心し、最後の列車で茫然と去っていった。残された男は、小屋のベッドに横たわったまま、自ら朽ち果てていくのだった。

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