劇場公開日 1989年1月21日

「人喰いアメーバの恐怖!」ブロブ 宇宙からの不明物体 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0人喰いアメーバの恐怖!

2013年2月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

アメリカの田舎町に隕石が落下。中から現れたアメーバ状の生物は次々と住人を補食していく…。

スティーヴ・マックィーンの1958年の作品「絶対の危機」をリメイクした1988年の作品。
オリジナルはマックィーンの無名時代の初主演作という事もあって今やカルト的な人気らしいが、リメイク版の本作も往年の低予算SFの雰囲気を受け継いでいる。
とにかくチープなB級SFである。
穏やかな田舎町を襲う恐怖、立ち向かう若者たち、政府関係者の登場で町は大パニック…50年代の低予算SFと80年代のB級ホラーの醍醐味を凝縮。
何も大予算の超大作でなくともSFは撮れる。シンプルなアイデアをいかにユニークに味付けし、凝ったSFXで見せるか。「ターミネーター」はその教科書。「フライトナイト」も面白かった。
本作でも、低予算ながら当時の最新SFXを駆使したアメーバの形状はなかなかだし、補食され溶けた人間の特殊メイクのグロさはナイス!(笑)

脚本を手掛けたのは今では感動作の名手フランク・ダラボン。元々ホラー出身の人なので、しっかりとツボを抑えた作り。

この手の作品が好きな方には大ウケする事間違いナシ、最後まで気楽に楽しめる。

近大