劇場公開日 1997年3月1日

「"恋愛哲学"」FLIRT フラート 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0"恋愛哲学"

2020年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

舞台がベルリンに移った時、なるほど!そういう展開で進む方向性に驚かされ、ニューヨークと日本を含めた些細な違いなどを較べる楽しさも。

ハル・ハートリー常連の役者さんたちが散りばめられ、監督自身は日本で登場、奥さんとイチャイチャ、映像の中心には永瀬正敏。

置かれた状況、辿る結末、会話の内容、全て同じ経験を違う国で繰り広げられる、文化の違いから、相手の行動などから、少しズレてくる三人の運命。

日本を舞台に役者陣の演出描写と演技に違和感を感じる中、ただ一人ブレないスタイルでそこにいるのが当たり前かのように、自然にスクリーンに映える永瀬正敏の存在感、彼を理解して起用したのであろうハル・ハートリーのセンスの良さが最高!!

万年 東一