花と夕日とライフルと… 風来坊

劇場公開日:

解説

ギャグとジョークをもりこんだマカロニ・ウエスタンのコメディ篇。製作はイタロ・ジンガレリ、監督・脚本はE・B・クラッチャー、撮影はアルド・ジョルダーニ、音楽はミカリッツィが各々担当。出演はテレンス・ヒル、バッド・スペンサー、ファリー・グレンジャー、ステファン・ザガライヤ、ダン・スターキー、ジセラ・ハーン、エツィオ・マラーノなど。

1970年製作/イタリア
原題:They Call Me Trinity
配給:ブエナ ビスタ
劇場公開日:1972年11月25日

ストーリー

メキシコ国境に近いしもた屋ふうの家に、埃だらけで長い旅の途中といった感じの薄汚い男が入ってきた。そこには、眼つきのわるい二人の男が、女房を殺したという小男のメキシコ人をつかまえて一息入れていたところである。男は酒とポークビーンを注文し、フライパンごとガツガツたいらげると、そのメキシコ人を渡せとこともなげにいい放った。驚ろいたのは賞金稼ぎたちで、トリニティ(T・ヒル)と名のるその男にメキシコ人を奪われた上、殺されてしまった。トリニティがメキシコ人を連れて町に帰ると、はからずもシェリフのバッジをつけた兄のバンビーノ(B・スペンサー)と再会する。彼の本職は馬泥棒なのだが、たまたま小金がほしくて人を襲ったところ、それがこの町に赴任してくる途中の保安官だったという訳だ。そこでバッジを奪って仲間がやってくるまでこの町にいるというのだ。この町からちょっと離れた土地にモルモン教徒が集落を作っていた。そこは肥沃な土地だったため、町に住む少佐と呼ばれる男(F・グレンジャー)が、ならず者を集めて力づくで奪おうとしていた。トリニティ兄弟は、そんなことはどうでもよかったが、だんだん増えてくるならず者たちが眼ざわりになってきた。ある日、モルモン教化のカワイコちゃんをいじめているならず者を見て、トリニティは怒りだした。一方、ひょんなことから薄汚ない乱暴者が二人、モルモン教側へついてしまったので、一計を案じた少佐は、近くを荒しまわっている野盗の首領でおそるべき単細胞の持ち主トバイアス(D・スターキー)と組んで、トリニティ兄弟と対決することになった。絶好のケンカ日和といった感じの日、モルモン教徒もまじえた壮絶な肉弾戦が展開された。ルールといえば、武器を使わないだけだから相手が足腰たたなくなるまでぶちのめすだけだ。戦いが終ったとき、少佐とトバイアス側が長々とのびていた。やがてモルモン教徒たちが敬虔な祈りを捧げている頃、愛馬にまたがったトリニティは砂漠の彼方へ去っていった。

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