劇場公開日 1992年5月2日

「ヒ弱な成り上がり群像」ビリー・バスゲイト 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ヒ弱な成り上がり群像

2020年8月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

アル・パチーノやデ・ニーロに遅れて、ダスティン・ホフマンがギャング役を、いや?「ディック・トレイシー」でも演じていたか!?顔の分別も付かない小物ギャングを!?

アクションスターが演技派に挑戦?的なブルース・ウィリスはキザ過ぎる、ニコール・キッドマンはサービス満点な若々しさ、そこに佇んでいるだけで様になる相変わらずなスティーヴ・ブシェミ、主人公ながら地味な顔と存在感の少年。

大物な雰囲気を醸し出す渋い形相のD・ホフマンが徐々に頭の悪いマヌケな存在に、最後のシーン含めて情けないギャングに様変わり。

裁判に勝つ為に田舎町で良い人のイメージを植え付ける件はコメディ映画にでもなりそうな、登場人物が入り乱れるシリアスな群像劇にするならコーエン兄弟とか、全体的に地味でテンポも悪く物足りなかった。

万年 東一