劇場公開日 1996年12月28日

「浅はかな脚本と監督」評決のとき 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5浅はかな脚本と監督

2018年3月29日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

被害にあった娘は何故に黒人なのか?白人の娘が被害者だったとしてもストーリーに何ら変化は無いように思うしそこに人種差別を過剰に挟んで興味心を煽る撮り方に嫌悪感が。

この映画はあからさまに黒人が弱者で酷い目に合うのは黒人ってイメージを過剰なまでに演出して白人が悪者かと思いきや守るのも白人で客のフォローも万全にKKKの存在も分かりやすい悪としか描かないし犠牲になった人々の扱いも軽くラストに悪は完全成敗と酷い有り様なハッピーエンド。

裁判のシーンも説得力のある演説は皆無で緊張感も知的な要素も納得させられる内容も感じられずに薄っぺらい。

万年 東一