劇場公開日 1967年12月23日

「淡々としてしかしサスペンスも」パリの大泥棒 msangさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5淡々としてしかしサスペンスも

2022年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

音楽無しという情報があったので、そんな盛り上げ無しの映画と覚悟して視聴。アクションコメディとかの期待は無し。ストーリーは淡々と続くが、ダレることなく予想したより緊張感はある。マリー・デュボアとかベルナデット・ラフォンとか懐かしい女優や美女がたくさん出てるのは意外な収穫。カラー映像で見るマリー・デュボアは良かった。時代設定は19世紀末ではあるが、ブルジョア嫌悪と社会改革の夢の表明は、5月革命直前の映画ならではか。社会のゲームの規則に背いた泥棒たちは、アナーキストでもある。

msang