劇場公開日 2016年4月9日

  • 予告編を見る

「つつましく美しい作品」バベットの晩餐会 ruriruri1515さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0つつましく美しい作品

2024年1月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズの企画の
『午前十時の映画祭』でリバイバル上映されました。
1989年に日本公開された映画です。

以前から、「この映画、いいよ」と教えてもらっていましたが、
アマプラやDVDなどで観る時間もなく
(映画館に行く時間はなんとしてでも捻出するのに💦)
できたら映画館のスクリーンで観たい、とずっと思っていました。

題名だけ見ると
豪華絢爛な宮廷料理人か何かの話?と思いますが、
舞台はデンマークの海辺の小さな村。
村の牧師であった父親の教えを守り、
つつましく暮らすふたりの姉妹の元に、
フランス革命で家族も仕事も奪われた女性、バベットが身を寄せることになります。
そこから、姉妹の日常が少しずつ変わって行き…

この映画を観に行こうと思った理由は、
もちろん勧められたからなのですが、
もうひとつ大きな理由が。

それは、
デンマークを代表する女流作家、アイザック・ディネーセン(英語表記名)の作品が原作だと知ったから。
私の好きな映画のベストワンはゴッドファザーシリーズなのですが、
2位は「愛と哀しみの果て」。
それは、ディネーセンの自伝的小説の映画化なのです。
映画の中のその主人公、つまり彼女の生き方に何度励まされたことか。
だから、原作が彼女の小説であることを知って、これはもう絶対に観に行かねば!と思ったのでした。

ruriruri1515
Mさんのコメント
2024年2月22日

「バベットの晩餐会」よかったですよね。
私は今回の午前10時の映画祭まで、まったく知らない作品でした。
「愛と悲しみの果て」という作品もみたことがないので、今度心がけて探しておきたいと思います。

M