爆走!

劇場公開日:

解説

メキシコ湾に沈んだ莫大な金貨と宝石をめぐって展開するアクション映画。原作は「デンジャー・ポイント」のアリステア・マクリーン。製作はアラン・ラッド・ジュニアとジェイ・カンター、監督は「ロンドン大捜査線」のマイケル・タックナー、脚本はロバート・キャリントン、撮影はアレックス・トムソン、音楽はロイ・バッド、編集はレイ・ラブジョイが各々担当。出演はバリー・ニューマン、スージー・ケンドール、ジョン・ヴァーノン、ドルフ・スウィート、ベン・キングスレイ、レイ・マカナリー、ピーター・マリンカー、エリオット・サリヴァンなど。

1972年製作/アメリカ
原題:Fear is the Key
配給:パラマウント=CIC
劇場公開日:1973年8月25日

ストーリー

カリブ海に浮かぶ人けのない島。さびれた波形の鉄板でつくられた小屋の中で、タルボット(バリー・ニューマン)は、無線機からさかんにダコタ号を呼び出していた。莫大な貴金属が積み込まれたダコタ号にはタルボットの妻と子供が乗り、彼の弟が操縦していた。飛行機からの音声はやがてとぎれた。タルボットは貴金属を専門に運ぶ運送業を営んでいたのだ。時は過ぎ、1972年。タルボットはルイジアナのクロンダイク町のバーで喧嘩し、身柄をニューオリンズ警察署に送られる事になった。その時、タルボットは保安官助手の油断をついて拳銃を奪い、居合わせた娘セーラ・ルースベン(スージー・ケンドール)を人質に取って逃走した。正確にして巧みなタルボットが運転するフォードトリノはバリケードを突破し、とうとう逃げ切った。タルボットは避暑用のバラックが並んでいる地帯に車を乗り入れ、一息つこうとしたとたん、セーラが逃げだした。タルボットが後を追うと、彼をずっとつけていたジャブロンスキー(ドルフ・スウィート)がすっと現われ、タルボットをねじ上げた。セーラが億万長者の石油王の娘であると知ったジャブロンスキーは彼女と引き換えに身代金を取ろうというのだ。取引はスムーズに進み、ルースベン(レイ・マカナリー)の豪邸で、セーラと5万ドルの小切手の交換が行なわれた。翌朝、手錠をかけられ監禁されていたタルボットは、用心棒のラリー(ピーター・マリンカー)に、潜水艦を運転するよう命じられた。タルボットはそれを運転できる貴重な人間だったのだ。一方、ジャブロンスキーは用心棒のビランド(ジョン・ヴァーノン)やローヤル(ベン・キングスレイ)に射殺された。タルボットはその夜、セーラの寝室に忍び込み、全てを打ち明けた。喧嘩も誘拐も、みんなこの邸に潜入するための芝居だった、という事を。キューバから盗みだした“ファソム”を呼ばれる潜水艇を調整し終わったタルボットはビランドとローヤルを乗せ、ゆっくり移動させた。50メートル、100メートル・・・やがて海底にダコタ号の残骸が見えだした。するとタルボットは空気の清浄装置を切った。タルボットの眼は憎しみでギラギラ燃えていた。「白骨死体は妻と息子のもの、もう1つは弟のものだ」。もう酸素はいくばくも残ってはいなかった。苦しみに悶える彼らはとうとう犯行をいっさいを自白した。タルボットは地上で待機していたFBIにその身柄を引き渡した。

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