劇場公開日 1984年8月10日

「 ロンドンでは「オセロ」を演じていたが、場所を変え、いきなりの「リ...」ドレッサー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ロンドンでは「オセロ」を演じていたが、場所を変え、いきなりの「リ...

2018年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ロンドンでは「オセロ」を演じていたが、場所を変え、いきなりの「リア王」だ。公演が危ぶまれていたが、無理をして楽屋へやってきたサー。座長としての立場より役者根性のたまもの。だけど、「ノー、ノー、ノー、オセロじゃない~」とノーマンが目撃したのはサー前回のメイク。錯乱は続く・・・「227回も演じた役なのに最初の台詞を思い出せん・・・」と痛々しいほど。

 熱演がスタート。途中、よからぬ方向に進むかと不安だったが、観客のアプローズは本物だった。やっぱり長年シェークスピア一筋に演じてきただけのことはありました。リア王そのものよりも最後の演説が良かった。戦争にもかかわらず、世界に誇れる戯曲家を称えることは愛国心あふれる姿だったなぁ。

kossy