劇場公開日 1990年5月12日

ドライビング・MISS・デイジーのレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

4.0痴呆

2014年5月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

自立した老人生活をおくりたい女性と、一人暮らしを心配な息子、嫁姑、死、痴呆、いつの時代にも通じる話で、また見たいと思える日がくると思います。

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chami

4.0何もない日常の積み重ねの大切さ

2013年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 65

 本当にほとんど何も起こらない。淡々と日常が過ぎていき、いつのまにか年を重ねる。映画の中ではあっという間に25年も経過してしまう。そしていつしかお互いにその存在が当たり前のように大切になっていた。そのような何気ない日常を長く積み重ねていくからこそ育つ心の触れ合いが、年齢を重ねた人々にとっていかに大切かをうまく描いている作品である。

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Cape God

4.5人種を越えた友情

2012年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

 もともとはブロードウェイの戯曲であった作品を映画でリメイクした作品である。あるアメリカのコミックで黒人の子供がこんなことを言っていた。「白人は”白人に仕える黒人の物語”が大好物だ。だからドライビング Miss デイジーはアカデミー賞を取れたんだ」と。まあ実際そうではある。舞台は1948年の人種差別が根強い時代から始まる。だからミス・デイジーがホークを差別しているかというとそういうわけではない。ホークもまた、白人のミス・デイジーをただの主人ととらえず、割と普通に文句を言う。人種とか云々の話ではなく、彼らは純粋な友人なのである。
 とまあ、ここまで堅い話をしてきたが物語そのものは二人の友情の話がメインである。その二人の25年間を面白おかしくありながらも淡々と描いている。もちろん二人の人種間の葛藤にも触れられているが、この映画が最も伝えたいのはあくまで「友情に人種は関係ない」ということだ。だからこそ登場人物も少なく、小規模な空間の中で物語は展開していく。だが時間の流れの表現は非常に凝っていて、ホークが運転する車も時代が変わるにつれて随時に変わっていく。でも、2人の友情は変わらない。最後のシーンは見ている者の涙を確実に誘うはずだ。
(11年5月14日)

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キューブ