ディーラーズ

劇場公開日:

解説

ロンドンのシティーを舞台に過酷な国際金融市場の最前線を生きるディーラーたちの姿を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはアンドリュー・ブラウンとジョン・ハンブレー、製作はウィリアム・P・カートリッジ、監督はTV「ヒッチハイカー」シリーズのコーリン・バックセー、脚本はアンドリュー・マクレアー、撮影はピーター・シンクレアーが担当。出演はポール・マクガン、レベッカ・デモーネイほか。

1989年製作/イギリス
原題:Dealers
配給:ヒューマックスピクチャーズ=ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1990年9月8日

ストーリー

ホイットニー・ペイン銀行ロンドン支店で一億円の欠損を出したディーラーが自殺するという事件が起こった。騒然とする行内に米国証券会社から女性ディーラー、アンナ・シューマン(レベッカ・デモーネイ)がドル担当としてやって来た。ドル担当の座を狙っていた若きトップディーラー、ダニエル・パスコー(ポール・マクガン)は大いに不満だが、彼の直属上司ロビー・バレル(デリック・オコナー)がクビになり、アンナが新しい取引室長になったことから否応なしに彼女とチームを組むことになる。対照的な二人だが、反発しつつもしだいに魅かれあってゆくのだった。一方、クビになった後ダニエルの家で暮らしていたロビーの勧めでダニエルは長期ドル債の大量買いつけを隠密裏に進める。危険な賭けにアンナは危惧するが、ダニエルは重役の反対も無視、欠損を埋めて辞めると宣言する。アメリカのGNPが発表され、見事ダニエルの読みが当たったことがわかると慰留の声も聞かず、彼はディーリング・ルームを去る。夕刻、フランスへ向かう水上飛行機がダニエルとアンナを乗せてテムズ川に浮かぶのだった。

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