太陽山

劇場公開日:

解説

出征したまま帰らない夫を待ち続ける女と、その女を助けて生きる男に起こる出来事を叙情的に描く。中国、台湾海峡両岸問題をテーマにしたドラマ。監督は「晩鐘(1987)」のウー・ツーニウ、脚本はウーの妻スーマー・シャオチア。撮影はハー・チン、美術はチャオ・シャオピン、音楽はチャン・シャオトンが担当。

1992年製作/中国
原題:太陽山
配給:TJC東光徳間
劇場公開日:1992年11月21日

ストーリー

1955年、福建省に住む女教師阿寧(チャン・リーウェイ)は、女の首吊り自殺に遭遇し、残された幼い男の子を連れて帰る。阿明(トン・チエ)と名付けられたその子は、足が悪く、そのうえショックから口がきけなくなっていた。出征したまま帰らない夫を待ち続ける阿寧を何かと助け、支えてくれるのが退役軍人の阿祥(タオ・ツォールウ)だった。2人は愛し合っていたが、阿寧は生死も定かでない夫に気兼ねして、阿祥との結婚に踏み切れない。ある日、阿寧のための薬草を取りに山に入った阿祥が遭難する。九死に一生を得て救い出された阿祥を見た阿寧は彼への自分の想いを確認し、一生離れないと誓う。30年の月日が流れた。青年となった阿明(リー・チャン)は学校で働き、阿寧と阿祥とともに仲睦まじく暮らしている。そんなある日、阿寧の前夫、李大喜(リウ・チョンユアン)が突然台湾から帰って来る。阿寧夫婦は、帰る家のない李大喜を引き取り同居するようになるが、ぎごちない生活が続く。自分がいなくなればこの家庭はまた元どおりになると考えた李大喜は、霧の朝、ひとりで山を下りる。しかし、それを察した阿寧らは彼を追い、連れ戻して、4人の生活が再び始まるのだった。

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