劇場公開日 1991年8月24日

「最高のミッション、最強の敵、最高の仲間」ターミネーター2 SAOSHIーTONYさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高のミッション、最強の敵、最高の仲間

2011年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

私が初めてこの作品を見たのは小学校の時でした。シュワルツネッガー作品を見るのは「プレデター」に次いで2作目であり「ターミネーター」はもちろんジェームズ キャメロンがどういう人なのかやシュワルツネッガーの前作「コナン ザ グレート」や「コマンドー」等といった作品はまだ観ていませんでした。しかし、そうでなくてもこの作品を本当に楽しむことができました。おそらく今までの人生の中でSFアクションで感動するというのは始めてのケースだと思います。

未来を救う救世主となるジョン コナーもすっかり少年となり、自由奔放な日々を送っていたのだがある日未来から送られてきた2体のターミネーターと遭遇します。1体は彼を抹殺するために送り込まれたT-1000。もう1体はジョン自身が未来から送ったとされるT-800。本作では施設に入れられている母親のサラ コナーの救出、2体のターミネーターのジョンをめぐる対決。さらにはターミネーターを作るとされるスカイネットの創設者マイルズ ダイソンの存在とジョンたちの未来を変えようとする挑戦にも触れています。

アクションシーンは派手でとにかく最高です。特に3つあるチェイスシーンはよくできています。個人的には初めのT-1000とジョンさらにはT-800とのバイクとトラックを使ったシーンが好きです。もちろんサラを救出するときのシーンやクライマックスのヘリコプターを使ったシーンも最高です。

ストーリーも単純なようですが、ターミネタ-とスカイネットの関係性等を考えるとますます面白くなってきます。キャスト陣もよくがんばったと思います。シュワルツネッガーはただちから任せに何でも破壊できるキャラではなく人間と触れることによって学ぶことのできるターミネーターだということを理解してよく演じていると思います。ジョンを演じるエドワード ファーロングの繊細な演技やサラを演じるリンダ ハミルトンの力強い演技さらにはT-1000を演じたロバート パトリックやダイソンを演じたジョー モートン(「スピード」「エグゼクテイヴ デシジョン」)等の俳優陣の演技は素晴しかったです。

もちろん、突っ込みどころの多い映画であるのも事実です。それを言い出したら霧がありません。でも私はこの映画が大好きです。アカデミー賞・作品賞にノミネートされてもおかしくない力作であり、ジェームズ キャメロン監督の最高傑作だと思います。(私の中ではアバターより上です。)本当に楽しい映画です。

SAOSHIーTONY