劇場公開日 1987年10月9日

「古き良き米国映画らしい良心作、ただ少々物足りなさも」紳士協定 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0古き良き米国映画らしい良心作、ただ少々物足りなさも

2021年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ライター役グレゴリー・ペック主演、エリア・カザン監督作。ユダヤ人差別に関して、傍観は勿論、口先だけでは駄目で、闘う行動が重要と説く、古き良き理想を求めていた米国映画らしい良心作。

ユダヤ人に扮してみたグレゴリーペックが、ホテル宿泊の婉曲的拒否や息子が差別を受ける等、差別を観客と共体験するのが上手い。ユダヤ人差別から距離を置こうとする恋人が、傍観者こそが差別を助長していることに気づく設定も、お見事。

ただ、深刻な差別の実情お抉るものはなく、何処か表面的で綺麗事の様で、物足りなさも正直覚えた。もう一つ二つ本質的なエピソードがあったら、さらに感動したのにとは思った。

Kazu Ann