真紅の盗賊

劇場公開日:

解説

主演者バート・ランカスター「殺人者(1946)」が主宰するノーマ・プロダクション1952年製作のテクニカラー海洋劇。製作は「タルファ駐屯兵」のハロルド・ヘクトで、ローランド・キビーのオリジナル・シナリオを「殺人者(1946)」のロバート・シオドマクが監督、「スペードの女王」のオットー・ヘラーが撮影した。音楽はウィリアム・オルウィン「落ちた偶像」。出演者はランカスターをはじめ、「快傑ダルド」のニック・クラヴァット、ハンガリー出身の女優エヴァ・バートック「五都物語」、「落ちた偶像」のトリン・サッチャー、ジェームズ・ヘイターなど。

1952年製作/105分/アメリカ
原題:The Crimson Pirate
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1953年7月15日

ストーリー

18世紀。“真紅の海賊”と綽名されるバロ(バート・ランカスター)を頭目とする一味は奇策を弄してスペインの監視艦をそっくり分どったが、船にあったものは銃や弾薬だけで期待した黄金はなかった。バロはそれをコプラ島でスペインに反乱を企てているエル・リブレ1党に売りつけることに決めた。軍船に乗っていたグルーダ男爵はエル・リブレを捕まえたら50万フローリン与えると約束したの、バロは腹心の口の不自由な男オーホとともに1党の根拠地に潜入したが、兵隊に追われ、逃げ回った末、叛徒一味の有力者にでくわし、がんじがらめに縛られて本拠に連れて行かれた。その頃エル・リブレはすでに捕らえられて投獄されており、代わって首領格になっていた娘のコンスエロ(エヴァ・バートック)が2人を救ってくれた。彼女の美貌と孝行心に打たれバロは欲をはなれてエル・リブレの救出を手伝うことになり、監督官グルーダに化けて官邸にのりこみエル・リブレの身柄を引き取ったが、その席にいた踊子に正体を発見されほうほうの態で逃げ出した。海賊の副首領ベロウズはバロの留守中に部下を説いて裏切りを企み、グルーダと内通してエル・リブレ父子を引き渡し、バロとスーホらをボートに縛りつけて海に流した。コンスエロは父を救うため止むなく老人の総督と結婚しなければならなくなったが、祝言の日、無事に陸に上がったバロに指揮された叛徒一味がスペイン軍を撃滅し父子を救い出した。バロはまた新兵器の風船にのって沖の海賊船を襲いベロウズを仆した。

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