劇場公開日 2022年6月17日

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「名作だ。それは間違いない。ただ、圧倒させる感動がない。」ショーシャンクの空に いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名作だ。それは間違いない。ただ、圧倒させる感動がない。

2022年6月18日
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鑑賞方法:映画館

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今回、全編を通して始めて鑑賞した。最初に観たのはNHKBS放送で、冒頭部分を見逃した。見なくても話の筋には関係ない箇所だ。

4Kデジタルリマスター版の綺麗な映像及びスクリーンで鑑賞するのは、気持ちがいい。

友人レッド(モーガン・フリーマン)の視点から主人公アンディ(ティム・ロビンス)の物語が語られる。観終わると私に圧倒的な感動が湧き上がらない。役者の演技には、文句をつけるところがない。
モーガン・フリーマンはアカデミー賞助演男優賞をあげたいくらいだ。ただし、音楽は少しおちる。

アンディが脱獄に成功しても、良かったなと思うだけで感動には至らない。アンディの性格設定で、彼は自らの心のうちを明かさないタイプとなっている。それが私に感動をよばない原因かなと考えている。彼の置かれた立場には同情するが、彼に感情移入できない。脚本及び監督の責任だろう。アカデミー賞候補にはなったが、受賞できなかったのはこれが原因かもしれない。

いなかびと