劇場公開日 2022年4月15日

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「古典にして原点」少林寺 てりらさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0古典にして原点

2022年5月3日
iPhoneアプリから投稿

今観るとなんとも素朴な演出。ストーリーの整合性はややおざなり、というか行き当たりばったり。
でも、ぬるっとしたスピード感の前ではそんなことどうでもいいのです。
なにより、出演者達の身体能力の異常なまでの高さよ。4Kでよく分かったのですが、ほぼスタントマンや別の格闘家による吹き替え無し。実に驚異的。一方で演技力の稚拙さもまた驚異的ですが、いいんです!そんなこと!

ふと思い起こしたのは「デューン」
あれも父の仇を討つという単純明快でいて超古典的な話が大筋。
なんと、あの哲学的でもあり、見事なストーリーテリングと素晴らしい映像表現による作品と、この非常にいなたい少林寺で語られていることには差異はなかったのです。

同じテーマは輪廻しますね。

しかし、香港や中国の映画は最近作でも飲食の汚さはあれだなあ、、

てりら