劇場公開日 1999年10月23日

「悲しい宿命」娼婦ベロニカ 重さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0悲しい宿命

2022年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

キャサリンマコーミック扮するベロニカは、ベネチアに戻って来たルーファスシーウェル扮する恋人マルコに会った。しかし、マルコは家柄の違いで結婚出来ないと言った。ベロニカは母親から自分と同じ高級娼婦になればいいと言われた。高級娼婦は世界で最も教養のある女性だとも言われた。

母親が高級娼婦だったとも知らずに育ったのにあっさりと受け入れ母親から男性の扱い方の手ほどきを受けるなんて女性の強さかな。いきなり大臣から食いつかれるのもラッキーなのか。大臣も公衆の面前でベロニカを連れ歩く。恥の感覚とかちょっと日本人とは違うんだろうな。マルコがベロニカに声をかけても予約がいっぱいなのと言うがごとし。ベネチアのためにフランス国王にも身をさらす覚悟もあっぱれなり。されど宗教裁判とは悲しい宿命だね。

重