劇場公開日 1977年4月16日

「個展の映画化はオーソドックスな展開」シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0個展の映画化はオーソドックスな展開

2022年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

小説のシャーロック・ホームズと言えば、何といってもジェレミー・ブレット版のテレビシリーズがイメージ通りだろう。

それ以前は、きっとこの映画が、シャーロックのイメージを一身に背負っていたに違いない。それほどに、忠実に映画化してあるように映る。

ところが、コナン・ドイルの原作にはこの作品はなく、いわゆるパスティーシュとして書かれた小説がもとになっている。面白いのは、当時知の巨人と言われた、フロイトも、登場し、今日で言うところのセラピスト的な面接をしている点。

クライマックスの汽車の追いかけっこは、なかなかのスピード感で、ホームズ物としては本当にこれを基準に面白いか、そうでないかを考えたい。

2017.6.6

うそつきカモメ