劇場公開日 2016年4月16日

「今一度見るべき狂った傑作」地獄の黙示録 kenseiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今一度見るべき狂った傑作

2016年9月7日
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鑑賞方法:映画館

立川でリバイバル上映されていると知り、鑑賞してきました。

凄まじいとの前評判があり、傑作戦争映画と名高い本作でしたが、いまいち前情報が入ってこず、凄いと聞きながらストーリーを一切知らずに鑑賞しました。

率直に言って、本当に狂ってる。全て、狂ってる。そして、傑作だ、と言わざるを得ませんでした。

最初のうちは、戦争状態であるにもかかわらず、どこか他人事のように、ある種呑気な上官たちなど、見たとおり狂ったものばかりでしたが、物語が進むにつれ、そこにいる人全てが、狂っていると思えてしまいます。その内面にある秘められた狂気が、沸々と表に滲み出るのが、戦争というものなのでしょうか。

そこにある人、敵、軍、果ては政治全てを狂わしす戦争。この物語が事実かどうか知りませんし、関係ないです。正直、僕はこの物語を全て理解出来ていません。あまりにも難解だと思います。でも、この映画が傑作であることには変わらないでしょう。

ちなみに、これは前情報なのですが、マーロン・ブランドや、デニス・ホッパーがえらくテキトーな演技をしていたらしいのですが、やはり凄まじい存在感でした。痩せて来るべきブランドが超デブになってきたらしいのですが、やはり怪優というべき人物でした。

kensei