劇場公開日 1987年10月17日

「戦地体験のあるオリバー監督ならではの内戦告発映画」サルバドル 遥かなる日々 chakurobeeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0戦地体験のあるオリバー監督ならではの内戦告発映画

2014年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

テンポの良い動きと迫力のある画面に引きつけられた。ベトナム戦争を体験した社会派オリバーストーン監督ならではの戦争の残酷さと本質的ペテン性をまざまざと見せつけてくれた映画だった。戦争の一番の被害者はいつも弱者であると思った。主役のフリーのカメラマンと相棒の二人の男の掛け合いが巧く描かれていた。蛇足ながら、低予算映画にもかかわらず、現地の戦争シーンでも宣伝になるからと言って現地軍を思う存分動員できたのはオリバー監督等の力量であろう。

chakurobee