劇場公開日 1987年4月11日

「“大正五年”とか“村さ来いや”とか字幕がいちいち面白い。」サボテン・ブラザース kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5“大正五年”とか“村さ来いや”とか字幕がいちいち面白い。

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 映画では金を受け取らない3人のヒーローなので、金もないのに大金で釣るカルメン。ちょうどクビになったラッキー、ネッド、ダスティのアミーゴスは映画の話だと思い込んで釣られてしまう。最初は3人の相手を追い払う・・・とは言っても、奇妙なトリオに驚いただけ。しかし翌日、50人の手下を連れて村にやってきたエルアポ。ラッキーが腕を撃たれて、逃げだすことになったが、村は破壊されカルメンが連れ去られてしまったのだ。

 途中の歌うサボテンとか、なんだか小ネタがつまらない。悪党どもに捕まるところから普通の映画のような気もして・・・。それよりも彼らが演説によって手下たちを解放するとか、上手い演出がなかったのかなぁ。

 それでも村人たちにも戦わせる『荒野の七人』パターンは盛り上がるし、村人の得意な裁縫で全員がアミーゴスの格好させて混乱させる戦法はよかった。『ザ・マジックアワー』の三谷さんも観てたのかもしれないな。映画俳優という偽物が騙されるところなんてそっくりだし。

kossy