劇場公開日 1952年10月9日

「一言「今を生きよう」」生きる(1952) ゆき@おうちの中の人さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0一言「今を生きよう」

2023年4月5日
PCから投稿

印象的だったシーン。
職場では、書類に埋もれて決裁印を黙々と押しているだけ。
家に帰ると、妻に先立たれて部屋はガラんと何もない。
主人公の居場所は、一体どこなんだ?。

話の展開も面白い。
主人公の結末が、もう途中で描かれてます。まだ時間あるけどって。
挿入されていくシーンから、周囲はどう主人公のことを思うのか。
そう持ってくるか、黒澤監督!。

志村喬さんの、最初はしょぼくれた初老の表情が。
どう変わっていくのか。最後の仕事、そのために。

2時間20分ほどがあっという間。今見ても遜色ない内容でしたよ。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「やればできる。やる気になれば」

ゆき@おうちの中の人