劇場公開日 2000年6月17日

「自省しない息子」グラディエーター ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自省しない息子

2022年4月30日
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鑑賞方法:TV地上波

フィギュアスケートでたびたび使われるサントラ。最近では北京オリンピックで、坂本花織選手のショート、鍵山優真選手のフリーで使用された。壮大な音楽に素晴らしい演技。ドーピングで揺れた、異様な状況の中で、メダル獲得できて本当に良かった。

テレ東午後のロードショーを録画したので、かなりカットされているよう。トリプルアクセルを5回連続で跳んだかのごとく、早回しだった。キュルキュルっ。でも、要点はつかめたので、とりあえず満足。機会があったら、フルサイズ字幕版で見たい。

最近ドラマで突然脚光を浴びた、マルクス・アウレリウス。「自省録」を書いた、5賢帝と評される人。勉強好きだったらしいが、息子はあまり彼に似なかった。この息子コムドゥス、どれ位ダメな皇帝か知りたかったので、ちょっと調べてみた。そしたら、最初はそんなに悪い人ではなかったようだ。欲の強い姉に暗殺されそうになり、それ以来疑い深くなったらしい。疑うあまりにたくさんの人を処刑しちゃったんで、結局自分が始末されてしまった。映画では先天的に残虐とされたが、悪役らしく色付けしたかもね。まあ、自分が勝つために、セコいマネするところは、確かに性悪だった。

コーラスを使った、印象に残る音楽。映画の世界観をよく表していたと思う。

ぷにゃぷにゃ