劇場公開日 1998年5月2日

「これってもしかしてすごくないか?」ガタカ okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0これってもしかしてすごくないか?

2014年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

映像の統一感とストイックな美意識が細部に至るまで漲っている。
人格の全てを入れ替えるというSF的な仕掛けはもしかすると物語のトリガーであって、それを描くこと事体が最大の目的ではなかったのではないか。
運命に抗うこと、後戻りできないと知りつつ夢を追うこと、その先に見えるもの、それらの答えを近未来的な舞台を借りて手繰り寄せるように示していく。
見終わって残るものはSF云々を軽々と越えているし、本当にすばらしい映画だと思う。

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okaoka0820